三次元への変容
年度の締めくくりは、毎年恒例の進級制作です。
これまでやってきたこと、試したいことを作品にしていきます。
今回のテーマは『3次元への変容』です。
ちょっと難しそうなテーマですが、
レッスンの冒頭でクイズ形式でお話ししていきます。
「0次元とはなんでしょうか?」
ん〜なんだろう。
「なんにもないこと!」
悩む子供達。
「0次元の答えがこの後のヒントになるよ」
「0次元とは“点”のことです!」
0次元は点で動ける方向がないから“点”であることを説明すると
みんな閃いたようで
1次元は線、2次元は平面、3次元は(立体)空間と正解が出てきて、理解を深めました。
そして、ここからルーチョ・フォンタナというアーティストを紹介。
この人は、空間の概念を作品にした人。
このようにキャンバスに切れ目を入れることで2次元を3次元に変容させたのです。
平な絵は2次元だけど、切れ目を入れたり、何かを貼り付けたりすることで、
平面のものが空間になる。
これを見本を見せながら伝えました。
この『2次元を3次元に変容させる』という概念を共通テーマに何を描くかは自由に決めました。
まずは、好きな色で地塗りをすることからスタート。
みんなが自由に素材を選べるよう、様々な材料を準備しました。
そこから何を選ぶか?どのように活用して手を加えるか、自分で考える。